2017年07月21日
カテゴリ: スタッフからのご提案 / 家づくり
平屋を建てるときに知っておきたいことは?デメリットは?
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。セルコホーム山梨富士のタカッチです。
毎日暑い日が続いておりますが、お変わりございませんか。
ここのところ各地でゲリラ豪雨や猛烈な雷雨が発生していますね。また、北海道では連日30度を超える真夏日になっています。
今年はゲリラ豪雨が例年より30%も多くなるとの予想ですからまさに異常気象ですね。
これは日本ばかりではなく、お隣の韓国やアメリカでも豪雨により大きな被害が出ています。
地球環境の保護が叫ばれて長いですが、年々異常気象による災害も増えているように感じます。
未来を担う子どもたちのためにも、一人ひとりの環境に対する意識改革がますます重要ですね。
さて、前回は輸入住宅で何故「平屋」の人気が高いのかについて触れてみました。もちろん「平屋」だから総て良いのではなく、「平屋」にもデメリットが存在します。
と、申しますかメリット・デメリットは、表裏一体の関係といったほうが適切かも知れません。
あなたにとって「平屋」の住まいが理想でも、他の人にとっては、デメリットのほうが多いと言ったことがあり得るのです。今回はそんな「平屋」のデメリットについて考えてみたいと思います。
空間的な広がり
輸入住宅の魅力は、なんといっても開放感のある大きな吹き抜けですね。1階から2階へつながる大空間は、住む人に安らぎを与えます。
しかし、「平屋」の場合は、2階が無いので、縦の広がりを重視する方には少し物足りなさがあるかも知れません。
「平屋」の魅力は、横への広がりですからお年を召してもすべての部屋が使いやすいメリットがありますが、縦使いが難しいのがデメリットですね。
両方の利点を活かしたい場合は、壁パネルの高さをアップしたり屋根裏を勾配天井にするなどの対策が有効になります。
建築費が割高
同じ面積の家を建てても、「平屋」の方が「2階建て」の家より建築費が割高になります。
例えば、総2階35坪の家で考えてみますと、基礎と屋根は35坪の半分17.5坪で済みます。一方「平屋」の場合は、35坪分つくらなければなりません。
同じ面積の場合これだけを考えても平屋のほうが割高になることがわかりますね。
ただ、前回も少し触れましたが、平屋の場合、1、2階の階段部分およびそこに行くための廊下も必要ないので、2階建てと同じ居室面積を確保しても小さな坪数で間取りの設計が可能になってきます。
隣地との関わり、敷地面積の考慮が必要
平屋の場合、ベッドルームや書斎などプライベートスペースも総て1階に配置するので、隣地のお宅との関わりを考慮したゾーニングが求められます。
また。今は隣地が空地でも、将来アパートや店舗などが建ってしまい、一日中リビングやゲストルームが日陰になってしまうとういこともあり得ます。
比較的土地単価が安く敷地を広めに確保し易い山梨では、あまりこのような問題に神経質になる必要はないかも知れませんが、このような問題を防ぐためには土地探しと建物の設計を同時に進めることが重要と言えそうです。
また、ここで知っておいていただきたいのが、最近住環境向上のため環境条例を定めている市町村が増えていることです。
環境条例では、市町村ごと道路や隣地境界から○○m以上離して建物を建てることが義務付けられています。ですから、建築基準法上問題なくても市町村の条例でNGとなってしまうことがあります。事前に市町村への確認が必要です。
まとめ
「平屋」が良いのか「2階建て」が良いのかは、住まいに求める理想の暮らし方や建てる場所によっても変わってきそうですね。
個人的な見解で恐縮ですが、山梨のように土地が比較的安く、条例などで高い建物が建てづらい土地柄の場合、「平屋」は検討に値すると感じています。
「平屋」を検討する場合は、上記のように先に確認しておくべき事項も多々あります。計画を進める際には、知り合いの専門家に相談するようにして下さい。
セルコホーム山梨富士でも参考間取り集を取り揃えております。必要がございましたら下記よりお気軽にお申し込み下さい。無料でお送りさせていただきます。
また、市町村条例確認のお手伝いも無料にて承っております。条例確認の必要がございましたらお気軽にご相談下さい。
最後まで読んでくださりありがとうございました。それではまたお会いしましょう。